RV125 クラッチ・ブレーキ
先日、RV125で笠置まで行こうと走っていたのですが、突然、車のクリープ現象のような感じでクラッチが切れずジワジワ進むようになりました。
これはまずい、とバイク屋に見てもらったところ、「クラッチのスプリング割れてるんじゃ?」との一言。
テール下と車体左後半分のカウルを外して、ボルトを外し、クラッチ露出。
インパクトレンチでバインと外したところ。
「あー、これなんでこんなになっちゃうまで……」
そもそもクラッチのシュー部分が全く残っておらず、金属で噛んでる状態。さらに案の定スプリング割れ。
「とりあえずスプリングはこれ(廃材のスプリング)はめとくから、とりあえず自走で帰って、どっかでクラッチシュー手に入れておいで。残ってれば中古でも良いぐらい。うちは取り寄せ出来ないから」
との事で帰宅。
さらに帰宅中、ブレーキまで鳴き出す始末。
インターネットで色々探してみたのですが、ブレーキパッドはすぐに見つかったものの、クラッチが全然見つからない。
最終手段、ヤフーオークションで落札しました(新品)。
ブレーキパッド
KN企画様、FA-305SX(リア)BP-192SX(フロント)、各\1900
クラッチシュー
K&S SYM RV150(型番不明)\4800
↑商品説明に、RV180,150,125共通とあったので。
以上を注文し、本日到着。勇んでまたバイク屋に行きました。
「お昼休み見てあげるから、とりあえず先にバラしといてw」
とドライバーをレンチを渡されたので、言われるがままに分解。
とりあえずブレーキパッド。
フロントブレーキのキャリパーは簡単に外れたものの、リアのキャリパーが、社外マフラーの裏にあるので、開けにくい。
「ラチェットレンチとか使わないほうがいいですよねぇ」
「どれ……別にここはいいよ」
との一声で分解。
ブレーキパッドはまぁ、無難に交換できました。
若干、リアが、残ってるのに鳴いて効かず、と怪現象も起こっていたものの、少し硬くなってるだけだとのこと。すぐに直りました。
それより、フロントがあとほんの少ししか無かったのに驚き。
次はクラッチシューです。
とりあえず開ける。
新しいのは、Assyなので、外して付けるだけでいい。
で、はめる。
これでOk!
と思ったのですが……
「ありゃ……アウター入らないw」
「マジすか!!」
微妙に大きいよう……。
「うーん、まぁ大丈夫」
アウターを持って奥に入る店員さん。
『チュイイイ』←多分グラインダーの音
「口のところの盛り上がりに引っかかってたから」
綺麗に削いで来てくれました。有難い。
という事で、再度挑戦。
で、入った上、ちゃんとタイヤが回るようにはなったのですが。
真ん中のボルトを止めると駄目w少し回る。
「あー、太いんじゃなくて、分厚いんだね、少し。
そのうち削れるだろうから、まぁしばらく様子見よう」
ってことで、完了。
磨り減った部品たちよ、今までありがとう。
皆様ご注意ください。
「使える」=「ポン付け可能」では無いようです。
あと1000円出せば純正部品買えたのになぁ。
そのまま、神戸まで慣らし運転。
本当にすぐに、アイドリングでクラッチは切れるようになったものの、少しスロットルを開けるとすぐに繋がるように。超低速回転で発進、止まるときも最後の最後までエンブレがかかるように。
インジェクションだからか、レスポンスが凄く良くて、スロットル開けると繋がる、ちょっと戻すとつんのめる感じで、しばらくは気を使って運転しないとベルトに悪そうです。ガツンと開ければ後は無段階変速、という雑な感じじゃないような。
が、なんと燃費が今のところ40Km/L以上っぽいです。二人乗りで。
丁寧な運転での燃費向上以上に、多分今までクラッチがかなり滑ってたんじゃないかなぁ、と。
走ってる感じも全然違うし。です。
次の給油が楽しみ。
逆に純正じゃなくて、こういう特性だと思って乗るとこれはこれで面白くなってきました。
神戸ハーバーランドにて。